双極性障害でも幸せ探求したいのだ

双極性障害持ちとしての体験談など

大きな胃とリバウンド

 10年くらい前にスリムな人の生活習慣を真似するダイエット本がヒットした。でも著者はリバウンドした?

 たくさん入れようとすれば入る胃を持っていると、そりゃリバウンドの確率も高まるよね。

 リバウンドすることについてディスるつもりはない。でももったいないよね。すごく頑張ったのに。

 リバウンドするとわかっているのに、食べるのをやめられない。

 私も胃が小さくなかったら、絶対リバウンドして今頃100Kgは余裕で超えていたと思う。私の場合は、小さな中に入らない胃じゃなくてはならなかったんだな、としみじみ思う。

 手術に興味がある病的肥満の人に相談されたら、受けてみれば?と言うかも。だって失うものなんて、大量に食べる事ができなくなるだけだもの。コスパ良すぎだよ。

スリーブ術後の定期検診

 スリーブ状胃切除術後の定期検診に行ってきました。

 医師の診察の後に患者会があるのだけど、患者同士の話を聞いていると反面教師的な気づきがある。

 ある人が言った。「わたしは自分で食べられなくなった分、料理をたくさん作って人に食べてもらうことで食欲を発散してる。ラーメン屋に行ったら旦那が食べきれない分を全て食べてくれる」

 私はこの話にゾッとして他の話が耳に入ってこなかった。この人、それが最適解みたいな顔してるけど、すごくゆがんだ食に対する意識が自覚できないんだ、と思った。

 このやり方だと、自分の他にブタさんを飼育しているのと一緒。アラフォー患者さんの発言だったから、同世代の旦那さんと推測して、太らなかったとしても、血液の数値が悪化するのは目に見えてる。

 結局、肥満するというのは多かれ少なかれ食の認知にゆがみがある。私の場合は罪悪感と食欲が強烈に結びついている。自分を責める時、強烈な食欲を感じる。これを自覚できても、解消することはすごく難しい。

 食べているから太った。運動してないから太った。それは事実だけど、食に関する認知の歪みを矯正していかないと本当に肥満症が寛解したとは言えない。

 こう言った気づきがあるので、患者会に参加できることは大変有意義だと思う。

集団自決とかなんやかや

 高齢者は集団自決すればいいと世界的経済学者が言った。

 真意わからない。調子に乗って発言したのかもしれない。だけど、同じ調子で障害者は集団自決した方がいいとか思われていたら悲しいね。

 昔、高齢者のお宅に訪問して医療福祉系のサービスを提供する仕事をしていた。その時の同僚が「社会貢献もしてないのに、プライドばかり高い利用者がいるんだよね〜」と声高らかに発言したことを思い出した。

 こう言ったゴキブリ発言は、一匹目に留まれば100匹は見えないだけでいるのだと思ってる。それくらい厳しい偏見に晒されて高齢者や障害者は生きている。

 だからと言ってなんだ、と言われればそれまでだけど、メディアでキワモノを取り上げると、とても素直な人たちが鵜呑みにするでしょう?だからそういう人もいる、って感じでクローズアップせず、サラッと流すくらいでいいんじゃない?

 私は数年前までは健常者だった。あの高齢者も昔は若かった。そんな感じで、今の健常者がいつまで健常者でいられるかなんかわからないのだから、弱者をさげすまない方が、世の中は幸せだと思う。

人生100年なんて盛り過ぎだ

 50歳すぎると、人生100年なんて盛り過ぎだろうと思う。体感的にそう思う。

 美容整形でシワ伸ばししたって、シミを取ったって中からくる老いは隠せない。

 100年を見越してお金の調達にあくせくしたり、ちょっと欲かいて大事なものを失ったり、ホントばかばかしい。100年生きることを前提にすると結構調子狂う。

 わたしにとって大事なことって何だろう?日々何となく幸せという感覚を大事にすることだと結論づけた。

 母は希少がんで、初期で癌が見つかったので手術はできたけど、すごく悪性度が高かったので術後10ヶ月で亡くなった。効果があると言われていた抗がん剤も副作用に苦しんだだけだった。でも希少がんだからか、とても丁寧に治療してもらったし、3ヶ月いた緩和ケアではアイドルだった。

 母はそれほど長生きではなかったけど、最期の苦しみが短かったし、痛み止めがよく効いた。本当に人生通じて運がいい。そのことにあまり本人は気づいていなかったのが残念だ。

 なにが言いたいかというと、どこかで(できれば早い段階で)自分は幸せだと思うと人生が格段によくなる、ということ。幸せとは他者との比較でもないし、ほんの少し本人が自覚するだけでいい。

 最期の方は若い時みたいに色んなものは必要ない。最期はそれほど食べないし、旅行もしないし、お金なんかそれほど使わない。地方の緩和ケアは一日1万円程度。緩和ケアに入ればだいたい3〜4ヶ月の余命。葬儀だって直葬なら10〜30万円。葬祭給付金や埋葬料が5万円給付される。どう考えても1億円なんかいらないでしょ?

 あくせくお金貯めるのも素敵ですが、今の幸せにお金を程々使った方が幸せになれますよ。あとはそれぞれに幸せを感じるだけ。

身の安全の確保

 昔、防災の仕事をしていたから、防災には意識高い系。それから、身近な人が防犯系の仕事をしていたから防犯にも意識高い系です。

 防災については家を建てる時、最高のグレードにしてもらった。すじかいたっぷりの平屋。私は片付けられない人間だから、荷物も少なくしたので防災的には少しは安心だろうか?(火災報知器や難燃性の壁紙とか今は通常装備だね。)

 それから防犯。催涙スプレーや警棒は外出時には護身用にバッグの中に携帯している。狛江の高齢女性が強盗殺人にあった事件は衝撃的すぎた。もし、誤った情報が出回り強盗がうちをターゲットにしたらどうしよう?とか色々考えてしまった。

http://www.tmm-net.com/security/item/spray/f-606.html

http://www.tmm-net.com/security/item/carbon_steel_baton/csb/csb_801b.html

  催涙スプレーは夏場に車の中や暑くなる玄関の下駄箱には置きっぱなしにしないでね。

 最悪に備えよ。これ大事!(ちなみに私に幻覚などはないので心配ご無用)

現金はもう必要ないよね

 以前母が「強盗に入られた時、お金が全くないと怒った強盗に傷付けられることがあるから、家にはいくらかお金を置いておいた方ががいい。」と言ってた。

 そういう考えもあるだろうけど、わたしは家にお金をおかない派。持ち歩くお金だって、市民体育館のランニングコースと貸ロッカーの使用料と予備の300円だけ。あとは利用限度額を低く設定したクレジットカード2枚とETCカード

 それから銀行口座にもほとんどお金はおかない。ほとんど投資信託などの金融商品に変えちゃう。まとまったお金が必要な時、手数料を取られることを考えると現金を銀行口座に置いておいてもさほど変わらないけど、やはり身の安全の為には現金化まで多少面倒くさくしたり、時間がかかったりした方がいい。

 私の場合、住民税がかかるほど現金化しちゃうと医療費やガソリンの補助が受けられなくなるので、調整が必要だけど。(現金だとこれがないから楽なんだけど。そんなにまとまったお金なんてそうそう必要にはならないからいいけど。)

 ついでに、アクセサリーや証書は全部銀行の貸金庫へ。

 ホント、現物を近くに置くのは危ない。昔は現金には名前が書けないことにメリットがあって色々グレーなことができたかもしれないけど、今は全て管理されてるからそんなことできないし、たくさんの現金を持ってるなんてリスク高すぎ。

中年精神疾患患者、肥満に思う

 中年で、精神疾患で高度肥満。本気で治すなら減量外科受けるしかないかな?とこれまでを振り返ってそう思う。

 最初は、これまでかかってきた精神科で『防風通聖散』を処方された。これはもう10年くらい服用してる。これは1Kgも痩せなかった。(食べる量を減らしてないから。)

 そして、ふいに湧き上がる罪悪感で食欲亢進する。これを抑えつける方法なんてあるのだろうか?運動や3分我慢や飲み物で食欲を抑えることができる人と私は違った。(闇が深すぎた)

 それから今は亡き最大の食べ友ママン。彼女とは全く話が通じなかった。唯一話ができたのは食事のこと。その為、料理教室にも通ったし、料理も上手くなったし、美味しいお店もたくさん知った。

 彼女と仲良くするには、食事を美味しくして量を食べるより仕方なかった。その時だけが交流できた。彼女のことを流行りの『毒母』なんていうつもりはないよ。親だからって完璧な人はいないから。誰だって自分のことが大事。その気持ちは否定しない。でもその彼女が亡くなったから、食事に未練はなかった。

 最後に黒歴史の話になるけど、若い頃ってフツウにしてるとすごくモテるじゃない?私の顔は美人ではないけど、黙っているとちょっと雰囲気がある。会話は相手に恥をかかせないように注意を払う。そうすると、なぜかおじさんにモテるんだよね。でも、おじさんなんて嫌なわけ。パートナーいるのにキモいじゃない?いないならいないでキモいし。つまり本気でないのがキモいわけ。キモいと思われてるの知っててしつこいのも厚かましい。だからちょっかいだされるたびにすごくイラついてた。でも軽く見られているからか、しつこいわけ。だったら声をかけられないくらい醜くなるしかない。どこかでそう見切りをつけたんだろうね。30代半ばからはそれはもう盛大に食べまくった。

 で、アラフィフになればさすがに声は掛からなくなるだろうから、減量することにした。

 結構な歪みっぷりをさらしたけど、かなり太っている人って、多かれ多かれ食欲に悔しかったり後悔だったりネガティブな感情が混じってることってあるんじゃない?

 ブラックジャック先生も「ゆがんだ心の底まではなおせん」と言ってたよ。心が治せないなら、物理的に食べられないようにするのが近道かな?と。(異論は認める)