双極性障害でも幸せ探求したいのだ

双極性障害持ちとしての体験談など

人生100年なんて盛り過ぎだ

 50歳すぎると、人生100年なんて盛り過ぎだろうと思う。体感的にそう思う。

 美容整形でシワ伸ばししたって、シミを取ったって中からくる老いは隠せない。

 100年を見越してお金の調達にあくせくしたり、ちょっと欲かいて大事なものを失ったり、ホントばかばかしい。100年生きることを前提にすると結構調子狂う。

 わたしにとって大事なことって何だろう?日々何となく幸せという感覚を大事にすることだと結論づけた。

 母は希少がんで、初期で癌が見つかったので手術はできたけど、すごく悪性度が高かったので術後10ヶ月で亡くなった。効果があると言われていた抗がん剤も副作用に苦しんだだけだった。でも希少がんだからか、とても丁寧に治療してもらったし、3ヶ月いた緩和ケアではアイドルだった。

 母はそれほど長生きではなかったけど、最期の苦しみが短かったし、痛み止めがよく効いた。本当に人生通じて運がいい。そのことにあまり本人は気づいていなかったのが残念だ。

 なにが言いたいかというと、どこかで(できれば早い段階で)自分は幸せだと思うと人生が格段によくなる、ということ。幸せとは他者との比較でもないし、ほんの少し本人が自覚するだけでいい。

 最期の方は若い時みたいに色んなものは必要ない。最期はそれほど食べないし、旅行もしないし、お金なんかそれほど使わない。地方の緩和ケアは一日1万円程度。緩和ケアに入ればだいたい3〜4ヶ月の余命。葬儀だって直葬なら10〜30万円。葬祭給付金や埋葬料が5万円給付される。どう考えても1億円なんかいらないでしょ?

 あくせくお金貯めるのも素敵ですが、今の幸せにお金を程々使った方が幸せになれますよ。あとはそれぞれに幸せを感じるだけ。