で、どうやってお金を工面してるのさ
身寄りのない中年精神疾患患者がどうやってお金を工面しているのか?
お金のことって、一番興味あることじゃない?しがらみあれば、都合悪いところは濁すのだろうけど、そんなのないから、面倒に巻き込まれない程度にぶっちゃけます。(一部、恵まれている部分もあるだろうけど、マウントを取ってるわけではないからね)
まず、住まい。これは以前減量のきっかけの所で少し書きました。高齢になると身寄りのない障害者はなかなかアパートも借りにくいから、相続で土地が手に入った時に、家建てちゃいました。全然ブランドでないハウスメーカーの注文住宅。ローコストじゃないけど、イメージより随分安かった。一人で暮らすのに無駄なくちょうど良いサイズ。ちっちゃな家だけど、安心、安全、シンプルがぎゅっとつまった良い家ができたと思います。
もちろん無職なので、ローンを組まなかった。もしかしたら組めたのかもしれないけど、組まないと買えないなら、市営住宅に入るつもりで申請をしていたので実家の取り壊しが決まった時も慌てませんでした。
障害者手帳を持ってる独り者。優先的に市営住宅に入れてもらえたみたいです。(取り下げましたけどね。)こちらは生活保護みたいに、資産とか関係なくて、その年の所得で決まるみたい。あと、住んでいるところが現在持ち家だとすぐには入居できないとかの条件があった。
先々の家の補修や固定資産税を考えると、家建てても家賃くらいの積み立てをしていかないとならないけど、もしも、家がなくても独り者の障害者には市営住宅がある。
日々の生活費は、主に障害年金(10万円弱/月)から。まぁ、10万円弱で生きてけるほど甘くないよね。だからずっと運用してきた投資信託の運用益の3%(2〜3万円/月程度。利益がでたらこのくらい)を加えて、なんとか生活できるくらい。
もし、運用益がなかったら最低生活費の受給申請するつもりでした。役所に聞きに行ったら、最低生活費は生活保護費とのこと。収入面では条件に当てはまっているけど、家と車と投資信託があるからダメみたい。(現金は持ってないんだけどね。)でも本当に困ったら、最後の砦としてこういう制度があるって知っているのは強みじゃない?健常者で月6万円くらいのバイト生活してて、貯金も資産もない人も最低生活費は申請できるみたい。生活保護だから少し考えるけどね。でも本当に困ってたら躊躇なく受けるべき。
独り者の中年障害者は制度をうまく利用すれば、割と生きていける。
それから、生活援助を利用している。掃除、洗濯、調理、買い物など壊滅的だからヘルパーさんが来てくれる。主治医に一人暮らしは大変、という相談をすると、役所の職員がきて障害の度合いを認定調査をしてくれる。
ゴミ屋敷に住むのって悲しいよね。ゴミ屋敷じゃなくたって、部屋が綿埃だらけだったり、流しにカビた皿が突っ込んであったり、風呂場がカビだらけだったり。一人ならそうなってしまうところ、ヘルパーさんがキレイを維持してくれる。
家事代行とは違うから、どうしてもザッと感はあるけど、とてもありがたい。ヘルパーさんが話し相手になってくれるのも嬉しい。
あと、医療費や軽自動車の税金、ガソリン代の補助など、障害が重度になると色々な補助が受けられるよ。主治医や住まいの役所の障害課に相談してみて。
今回は、お金がなければないで手立てはある、というお話でした。